リウマチ性多発筋痛症

全身性の炎症疾患

リウマチ性多発筋痛症とは、
膠原病の仲間に入る全身性の炎症疾患です。

 

 

患者数はリウマチの約10分の1で5万人ほどです。

 

50歳以上の女性に多く、男女比は男性1に対し女性は2〜3です。

 

 

  • 肩の痛み
  • 腕や足、首、おしりなどの筋肉痛やこわばり
が見られます。

 

肩の痛みのために腕が上がらず、被り物の服の着脱や整髪に苦痛を伴うことが多いです。

 

 

手指の関節は、炎症が起こらないことが大半なのも特徴の1つです。

 

同時に微熱や倦怠感、食欲不振なども見られます。

 

頭痛を訴える人も多い

側頭動脈炎の患者さんの約40%に、このリウマチ性多発筋痛症(PMR)の合併が見られます。

 

約半数に腫れや痛み

約半数に膝や手首、足首に腫れや痛みを伴います。

 

検査をしても、リウマチ因子や抗核抗体は陰性です。
CRPという炎症反応で高い数値が出たり、赤沈が速くなったりしますが、これらの検査は風邪をひいた時も高くなるため、診断の決め手とならず「様子を見ましょう」と言うケースも少なくありません。

 

中には「気のせいでしょう」などと、軽くあしらわれた患者さんもいます。

 

 

リウマチ性多発筋痛症(PMR)は、膠原病の専門医が診察しないと、正確に診断できないケースが大半です。

 

また膠原病の専門医であっても、

  • リウマチ性多発筋痛症
  • シェーグレン症候群
  • RS3PE症候群
と言う病気との鑑別は、時に難しいケースもあります。

 

治療方法

治療は10〜20mg/日程度のプレドニン(ステロイド)の内服で、速やかに改善します。
服用後、数時間から数日で改善が見られます。

 

早くて1年でステロイドを中止することが可能ですが、少量を維持量としてコントロールすることが多いです。

 

あまり急いでステロイドを減らそうとすると、再発するケースが多いので、ゆっくりゆっくり様子を見ながら徐々に減らしていくことがコツで、まさに医者の匙加減と言えるでしょう。

 

一般的には1〜2週間ごとに1〜2mgまたは10%ずつ減らすのが良い、と考えられています。

 

再発するケースや改善が今一つ見られないケースでは、抗リウマチ薬を使用することもあります。

 

気になる症状がある人は、この病気の診断や治療を数多く経験している膠原病専門医を受診することをお勧めします。

 

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